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私が曲を作り始めたのは、
絵を描いていると頭の中に流れはじめる音楽を、
「現実の世界でも再現してみたい!」という衝動を感じたことがきっかけでした。
頭の中で流れている
色のような音たちは、
優雅に泳ぐ鯉のようでもあり、
時に、小さな妖精のようでもあり、風のようでもあり、、、
その姿は日によってマチマチだけれども、
いつだって共通しているのは、
とっても「自由で柔軟だった」ということ。
私は、そんな音たちと会話をするのが大好きでした。
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誰に聞かせるでもなく、
ただただ色の音たちに懸命に向き合っていた日々。
へんてこりんな曲もあったし、
自由すぎて「形すらないような音楽」もあった。
一瞬で終わる曲もあれば、
終わりのない曲もあった。
”muguet feerique”は、
そんな風に音楽を作り始めた私が、
今一度、”そんなふうに” 作った曲を、
集めたアルバムです。
だから、今までで一番「自由奔放」であると同時に、
きっと、今までで一番「まじめ」なアルバムでもあります。
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”muguet feerique” は ”すずらんの妖精” の意味。
制作中、
音たちとの会話を通して見えてきた姿は、
小さい手で幸せをいっぱい抱えて
一生懸命に誰かに届けようとしている
とても可愛らしい小さな小さな生きものたち。
幸せの形は、まあるく光る玉のこともあれば、金色の花粉、
飴玉、トゲのある茎を持つ美しい花...いろいろな形態をしている。
彼らは、スズランでできたようなチョコンとした帽子がとても似合う、、
少し透明で、可憐で、大人しそうで、
それでいてとっても働き者、、
そんな姿をしているように感じた。
彼らが大事そうに抱えていた ”幸せ”。
どうか、誰かのもとに、届きますように。
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これから始まる”muguet feerique”との日々、
みなさんと一緒に、たくさん楽しみたいと思っています!
楽しい想い出で
”このノート=Special Page” をいっぱいにしていきたいな^^
どうぞよろしくネ!
繭子
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